若い2人
甥っ子が結婚をして私たちが住む街に新しい家を購入したいということで一緒に会食をした
25歳の若い2人である
大学からのお付き合い
幼稚園の先生をしている可愛らしいお嫁さんであった
若いのになぁ
仕事のこと、これからの家族のこと、そして新しい家のことと人生設計をしっかり考えて微笑ましい限りである( ̄∇ ̄)
しかし
購入したいと思っていた家が一旦白紙になったとのこと
甥っ子が言うにはこれで何回目なんだか…トホホ
そーーなの?
彼女曰く
一生に一度の大きな買い物
よくよく考えて嫌だと思いだしたらもう契約まで進んでいても「ちょっとごめんなさい…」ってなっちゃうんです…これで少し彼とケンカしてしまうんですけど、でも嫌とだと思いだしたら後で後悔することはしたくないので…
と言う
そーなんだね…
で今回は何が嫌だったの?
カエル…。
へ?
いや、カエルなんです…
私カエル。ダメなんです
田んぼが近いから…出た時のことを思うと…
いやいやいや、
ウチなんかOBK(オバケ)が出るかもって言ってんのに
あぁ…そうなんだ。
甥っ子は将来のローンを考え震える気持ちで契約しているのに、いざとなったらカエルで白紙…
たまりませんよ…
と苦笑する
まぁ揉めてちょうだい
大いに揉めて決めれば良いさっと笑った
私たちは若い2人には見えないものが歳を重ねると見えてくるようになった
カエルではない オバケでもない
カエルは出会ったら逃げればいい…
もっともっと大切なこと
たくさん言いたいことはあったが、
言っても「分かってます」ってなるだろうなぁ…
でも分かってないんだよなぁ…
若いもん
私たちもそうやって大人になったんだけど
頑張るんだぞっ
笑顔の2人に幸あれ
そう思って手を振って別れた